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理事長あいさつ

理事長 針生英一

組合員の経営の進化を
支援する組合を目指して!

宮城県印刷工業組合
理事長 針生 英一


 我々宮城県印刷工業組合は「中小企業団体の組織に関する法律」により昭和31年4月に設立された県内全域を区域とする中小印刷業者の団体です。

 全国組織の全日本印刷工業組合連合会と連携をとりながら中小印刷業者の地位向上と健全経営の環境作りが使命であります。

 印刷業を営むにあたっての経営、マーケティング、教育、環境、労務関係情報の提供、全国生命共済、設備共催、医療共済、介護共済を始めとした厚生事業の他、印刷産業ビジネス情報交換展などのイベント事業を展開しております。

 さて、この場をお借りして、皆様と一緒に考えてみたいと思います。それは、「組合とは一体何?」ということです。組合は必要なのか不要なのかとの話がよくあります。印刷業界も残念ながら年々組合員が減少しております。右肩上がりの時代には組合も様々な機能を果たしてきました。その一つに、経営者のサロン的な位置づけがありました。経営者が集い、自社の有益な情報交換を行ってきました。私が若かったころ、大先輩からこのように言われたことがあります。それは、「組合にいなければ、自社の位置付けが見えなくなっていた。将来に亘っての有益な情報を得るために組合にいる。故に組合は必要なんだ」ということです。

 印刷業界はかつて、活字からコールドタイプへ、手動から自動へ、モノクロからカラーへ、そしてコンピューター化へと設備・技術が主導して事業を継続してきた大変分かりやすい時代を経てきました。しかし、今は設備・技術をベースにしながら、+α何かを自社に持っていなければ生き残りが難しい時代になっています。わかりにくい、掴みにくい面がありますが、それについてのヒントや自分なりの情報を持って帰って頂くことが大切です。全国の我々の仲間には、新しい取り組みを行っている方がたくさんおります。その中でヒントを得て自社の経営に活かして頂きたいと思います。将来に亘って組合員が存続できるための情報を提供し続ける、その役割が組合にはあると考えます。

 この1年を振り返ってみると、外出がままならない状況が続き、外で仕事に結びつく機会が減ったと感じています。外にでれば様々な方とお会いして、情報を頂き自社の経営に活かしていけるのですが、リモートでは中々そうしたことか出来にくいことがわかりました。今まで通り自由闊達に仕事や生活ができるような環境になってほしいものです。

 東日本大震災から10年がたちました。このところ地震が続いており、コロナに痛めつけられ、地震に痛めつけられてと大変な時代に我々は生きているわけですが、このような厳しい時期だからこそ、組合が必要であると考えます。

 「組合員の経営の進化を支援する組合」を目指して、組合員一丸となってこの難局を乗り越えて行く所存です。皆様のご指導、ご鞭撻を賜れば幸甚に存じます。

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